二風谷ワークス ニブタニワークス

二風谷ワークス
ニブタニワークス

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アイヌの若手職人に
継続的な仕事をつくり、
アイヌ工芸を次世代へ残していく

昭和30 年~50 年代に起きた北海道観光ブーム。当時は木彫り熊などの土産物が飛ぶように売れ、二風谷でも多くの職人が木彫りの仕事で生計を立てていました。しかし、観光ブームの衰退と共に専業の職人は減り続けています。中にはアーティストとして活躍できている人もいますが、そういった特別な人だけでは文化伝承を続けていくのは難しいと考えています。

こうした状況に危機感を抱いた私たちは、「アイヌの若手職人に継続的な仕事をつくり、アイヌ工芸を次世代に残していく」というビジョンを掲げ、アイヌと札幌のクリエイターが協力してものづくりを行うチームを結成しました。アイヌ文化の本質を捉えながら、未来に繋がる新しいものづくりをとは何かを日々模索し、活動しています。

アイヌ文化への理解を深め、共創する

昨今、アイヌ文様を取り入れたブランドやお土産品などを見かける機会が増え、アイヌ文化がより身近なものとなりました。しかし、それらの中にはアイヌにとって違和感のある描かれ方がされているものや、伝統文化への敬意が感じられず、一過性の作品となってしまっているものがあるのも事実です。

伝統文化を活用していくからには、もっとアイヌ文化への理解を深め、広めていくことも私たちの使命だと考えています。アイヌ文化を取り入れて何かをつくりたいと考えている企業のみなさんと協力し、双方にとって意義のあるものとなるように、共に考え、知恵を絞り、共創すること大切にしています。