
【後編】ファッションの歴史 (メンズ)

ファッションの歴史後編 1990年代以降です。前編の70年代から90年代を読んでいない方は後編だけでも理解できる内容になっていますが、楽しみたい方は是非前編をご覧になってください。
1990年〜

1980年中盤から1990年代前半にかけて流行した『渋カジ』
Tシャツに「リーバイスの501ジーンズ」「レッドウィングのエンジニアブーツ」といった、いまアメカジと言われて思い浮かぶ典型的なスタイルの基本は、この時代に確立されたと言っても過言ではありません。
このスタイルを聞いて個人的に思い浮かぶ著名人と言えば
”ダウンタウン 浜田雅功”
”さまぁ〜ず”
です。昔からずっとこのスタイルを貫いているイメージがあります。
現代でもこのスタイルはよく見ますよね。
もう流行の枠をこえて日本のベーシックスタイルのうちの一つになっている気がします。「ジャパカジ」と名ずけます。

次、ロック好きなオシャレさんは聞いたことがあるかもしれません。
『グランジファッション』
「汚い、みすぼらしい」その言葉から連想できる、擦り切れたネルシャツやほつれたカーディガン、穴のあいたジーンズ、薄汚れたスニーカーなどのグランジーなアイテムを組み合わせたコーディネートのことを言います。
このファッションスタイルを流行させたと言われているのが、
伝説のロックバンド『NIRVANA』(ニルバーナ)です。
彼らは売れた後も華やかな衣装を着ることを避けて、あえてパジャマや古着など庶民的な服装でステージに立ち続けることで、環境が変わってもブレない姿勢をアピールし続けた彼ら。
そんな反骨精神が流行を加速させたのかもしれません。

そして、若い方から年配の方まで好きな方は多いんじゃないでしょうか?
「スニーカー」
そう1990年代といえば
『ハイテクスニーカー』
「マックス狩り」なんて言葉が出てきたのもこの時代で、当時エアマックスを履いている人がエアマックスの追い剥ぎに遭うほどのスニーカー大ブーム昨今も新発売のスニーカーにプレミア (プレ値) がつく時代です。
流行は1周するとよく聞きますがこの年代のファッションを調べているとその流れがよく見えます。
2000年〜

2000年頃からはスリムシルエットが流行ります。
エディスリマンがデザイナーを務めていたDior hommeがスキニーデニムを
世界的に大ヒットさせ、メンズファッションに革命が起きました。
この頃の日本では、音楽とファッションの距離が近く、バンドマン達が履きこなしていたスキニーパンツに憧れを持ち購入した方もいたりいなかったっり。
中にはレディースのスキニーを頑張って履いていた方もいるんじゃないでしょうか?
僕もその当時ではないですが、レディースを無理して履いていた時がありました。すぐにやめてしまいましたが。
著名人が着るから流行りになるのか、
流行りのものだから著名人が着るのか。
野暮なことは考えないでおきましょう。
現在の海外のファッションはというと全体的にタイトなシルエットが流行っているように思えます。
自分はHIPHOPが好きなのでその界隈だけなのかもしれませんが、、、
ですが個人的にもタイトなシルエットが流行中です。

それと引き換え、ストリート界隈では90年代ヒップホップを経由したスケーターファッションが引き続き流行していました。
2000年代初頭。Tシャツやパーカーにキャップを合わせたルーズなスタイルが人気を集めましたがそのアイコンアイテムとして流行したのが、ストリートスタイルが好きな人で知らない人はいないでしょう。
「SUPREME」「STUSSY」「XLARGE」
これらのブランドが日本で流行りだしたのも2000年代前半頃だと言われています。
賛否両論ありますが20年以上経った今でも支持されていると思うと
シンプルにリスペクトです。
タイトとオーバーが相見えた時代ですね。

このブログを機に僕自身もファッションの勉強をすることができました。
それでわかったのは、
『ファッションと音楽は結びつきが深い』
『流行りの発端は、著名人からの影響が大きい』
『流行りの発端の多くは海外から』
『ドメブラは日本から発信されたもの』
普段生活している時には機にもとめていないことを知れました。
このブログを読んでくれた方が、「そんなの知らなかった」「勉強になった」「懐かしい」と少しでも思っていただけると、とても嬉しいです。
これからもそう感じてもらえるようなブログを書いていきたいと思います。
次のブログまでしばしお待ちください、、、。